[英] Fermat's Last Theorem
フェルマーの最終定理は、を満たす整数≠0はで存在しないという定理。フェルマーの大定理とも呼ばれる。
フェルマーがディオファントスの『算術』の余白に書いた「48の着想」のうち、唯一最後まで証明も反証もされずに残ったもの。
「私は真に驚くべき証明を見いだしたが、余白には狭すぎて書けない」
とのセリフと共に書き付けられた。
多くの数学者の証明に捧げた努力は、整数論のみならず代数や代数幾何を初めとした数学の多くの分野の発展に大きく寄与した。最終的に、アンドリュー・ワイルズが全ての楕円曲線は保型型式であると主張する谷山・志村予想(1999年に解決)の部分解決の帰結として1995年頃に解決し、現在では、フェルマー・ワイルズの定理と呼ばれるに至る。
数学ガール/フェルマーの最終定理 (数学ガールシリーズ 2)