Lars von trier 監督、脚本家、プロデューサー
ヨーロッパを代表する映画監督の一人。 ドグマ95主宰者でもある、スキャンダルな作風でカルト的人気を集める映画作家。公の立場でブラックユーモアや不適切な発言を繰り返す人物としても有名である。
ヒトラーを擁護する発言が問題となり、評議会が追放を決めた。(2011年5月)
いつもお読み頂きありがとうございます。今日はラース・フォン・トリアー監督の『奇跡の海』です。15年くらい前から観たかったのですが機会に恵まれず、ついにAmazon primeでレンタルした。サイコー まずは概要 あらすじ ネタバレ無し感想 ネタバレ有り感想 まずは概要 原題:Breaking the Waves上映時間:158分監督:ラース・フォン・トリアー脚本: ラース・フォン・トリアー出演者:エミリー・ワトソン/ステラン・スカルスガルド/カトリン・カートリッジ公開:1996年年製作国:デンマーク、 スウェーデン、フランス、オランダ、 ノルウェー、アイスランド、スペイン、イギリス 奇跡の海 …
「胸糞が悪い」と評判のラース・フォン・トリアー作品を今まで避けていたのですが、ついに視聴してみました。胸糞が悪いと言っている方は、この監督の意図を読み違えていると思います。たしかに主人公は世の不条理によって追い詰められ無惨な最期を遂げる。が、彼女は空想することによって「世界」と繋がり最後の瞬間まで抗い続け、当初の目的も達成する。私の解釈が間違っていなければ、この作品は悲惨な状況にある人達へのエンパワーメントになっているのだと感じました。 youtu.be ダンサー・イン・ザ・ダーク ビョーク Amazon ダンサー・イン・ザ・ダーク(Blu-ray Disc) ビョーク Amazon
レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ニンフォマニアック Ⅰ/Ⅱ」(2013)です。 セックス依存症のジョー(シャーロット・ゲンズブール)は、薄汚れたビルの裏に倒れていた。そこを通りかがった老年のセリグマン(ステラン・スカルスガルド)は彼女を拾い、自分のアパートに連れて行った。彼女をベッドに寝かしつけ、介抱すると彼女は徐々に元気を取り戻し、彼女の奔放な過去を語り始めるのだった… 映画をよく見る人には、苦手な映画監督というか生理的にダメと言う監督があると思います。私の場合、ミシャエル・ハネケとかロバート・アルトマン辺りがそうですが、このラース・フォン・…
11月13日〜11月20日のお菓子作り バブカを作った際に余った粒あんを使ってどらやきを作りました。 お菓子ではないのですが、「かしわめし」が食べたくなったので自分で作ってみました。びっくりするくらい味付けがうまくいきました。 「かしわめし」は福岡県の郷土料理だそうです。県内のスーパーには必ずかしわめしのおにぎりが並んでいます。東京に住んでいた頃に鶏肉のことを「かしわ」と言ったら「九州の人だね」的な反応をされたことを思い出しました。 他にもエビしゅうまいを皮から手づくりしたり、カニクリームコロッケや北京ダック風のものを作ってみたりと、ちょっと手間のかかるものにチャレンジした週でした。 11月1…
11月6日〜11月12日のパン作り 今年の7月からずっとお菓子を作ってきましたが、ここでパン作りに挑戦してみました。料理コンテスト番組『ベイクオフ』にも何度か登場している「バブカ」です。 何故か農林水産省が米粉のバブカのレシピを出していました。食料自給率を上げるために米粉を推しているようです。 中尾彬さんの「ねじねじ」のような形状にするのが正解なのですが、ヨーグルトの量をミスしてねちょねちょになったため捻ることは不可能でした。味は「チョコレートの部分は美味しい。」でした。 抹茶パウダー×あずきで再チャレンジしてみました。中尾彬さんの「ねじねじ」に近づけることができました。しかし、甘くなりすぎる…
行きつけのvhs専門レンタル店ふや町映画タウンが20周年ということで数少ない(というのも随分婉曲表現)常連さんとふや町映画タウンで出会った作品の数々をtwitterで挙げていってる。 ラース・フォン・トリアーの話題になって、ふや町映画タウンのおすすめリストにも挙がっている「奇跡の海」が未見だったもので鑑賞。 奇跡の海 (字幕版) エミリー・ワトソン(ベス) Amazon エミリー・ワトソン、「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」なんかでエキセントリックな主人公を演じるのがうますぎて、彼女とフォン・トリアー監督かーと二の足踏んでいたが。。これは観て良かった。 冒頭から思い詰めすぎてちょっと大丈夫…
引用元:amazon.co.jp 2000年公開のミュージカル映画 デンマーク他、計12か国の合作(独・英・仏・瑞・蘭・伊・諾・芬・亜・台・白) 「アンチが多く存在する」名作のひとつ チェコからの移民として、アメリカで幼い息子ジーンと暮らすセルマ(ビョーク) 生活は苦しく、隣人で警官のビル(デヴィッド・モース)にトレーラーハウスを借りて住んでいる 昼間はプレス工場、夜は内職、そしてその合間を縫って大好きなミュージカルの稽古に勤しんでいる 生活費はギリギリまで切り詰め、息子の誕生日にも余計なものは買わないセルマ 周囲にはチェコのお父さんに仕送りをしていると話すも、実際にはクッキーの缶にお金を貯め…
1、作品の概要 『ダンサー・イン・ザ・ダーク』は2000年に公開されたデンマークの映画。 デンマーク、アメリカ、フランス、日本などで公開された。 監督、脚本はラース・フォン・トリアーで、主演は世界的に有名なアイスランドの歌姫・ビョーク。 第53回カンヌ国際映画祭では最高賞のパルム・ドールを受賞。 ビョークも主演女優賞を受賞した。 ミュージカル映画であり、ビョークの歌唱シーンが話題を呼んだ。 映画の音楽もビョークが担当し、サウンドトラック『セルマソングス〜ミュージック・フロム・ダンサー・イン・ザ・ダーク』も好評を博し、ブリット・アワードのサウンドトラック賞を受賞。 レディオヘッドのトム・ヨークと…
ダンサーインザダークやドッグヴィルのド変態監督ラース・フォン・トリアー監督の作品マンダレイです。ドッグヴィルから続くアメリカ合衆国 - 機会の土地三部作の2作目になります。主役のグレースがニコール・キッドマンからブライス・ダラス・ハワードに変更となっています。正直、ニコールでイメージがついていた為、違和感がありました。しかし話が面白いのでOKです。今回はブラックジョークも入っており、楽しい作品ではないですが正義を皮肉にして笑える所もありました。こんな笑いとかすごいな!って感じです。そして中々考えられる作品でもあります。 www.youtube.com
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』2000,デンマーク(GYAO) 他人のトレーラ―を借りて暮らすセルマと息子.セルマは視力をほぼ失っているのだが危険なプレス工場で働いている.私たち日本人が想像することのほとんどない移民の極貧生活とそれにおおいかぶさる社会の不条理さ.暗い映画である.セルマはどん底の生活でも金をためる理由があった.苦労をよい方向に錯覚するための妄想と歌があったのだ. ダンサー・イン・ザ・ダーク ビョーク 主演のビョークの腹の底からしぼりだすような歌声.歌うことで,人間の根源的な苦しみや悲しみを,生きる糧のように思える瞬間に変えてくれる.工場の同僚のおばさんが目が不自由でコミュニケー…
・クリスチャン・スレーター・ ・ジーナ・デイヴィス・ ・アリア・ショウカット・ ・ナオミ・アッキー・ ・リヴォン・ホーク・ ・トゥルー・マレン・ ・サイモン・レックス・ ・舘ひろし・ ・初川則夫・ ・田部俊行・ ・峯尾基三・ ・岡芳郎・ ・いとう斗士八・ ・一倉治雄・ ・原隆仁・ ・松村文雄・ ・木村光之・ ・志熊研三・ ・鈴木清司・ ・奥田誠治 ・鳥井邦男・ ・近藤正岳・ ・アレッサンドロ・ニヴォラ・ ・エイドリアン・ブロディ・ ・モナ・ファストヴォールド ・ ・ダニエル・ブルンバーグ・ ・フェリシティ・ジョーンズ・ ・イザック・ド・バンコレ・ ・ステ…
全3項目●代表作 ●「Closet Picks」 ●「troiscouleurs.fr」 「マルホランド・ドライブ」より 全3項目 ●代表作 俳優「わたしは最悪」、 TVドラマ〃「白人の少年たち(Hvite gutter)」2018年~ 等 俳優 等で活躍する女性レナーテ・ラインスヴェ(レナーテ・レインスヴェ/レナーテ・レインスベ)が影響を受けた・好きな映画。 ●「The Criterion Collection」の「Renate Reinsve’s Closet Picks」より8本 鏡 アンドレイ・タルコフスキー…女医、治療、戦争の記憶 マルホランド・ドライブ デヴィッド・リンチ……
ウィリアム・ギブスン邦訳作品のうち、紙の本で出たきりだった作品たちが12月18日にドバッと電子書籍市場に出るそうです。 「伊藤さんのネット上でのギブスンへの言及、けっこうあったよな~」 とお蔵の伊藤計劃調べもの記事から引っ張り出してきました。 (根気がなくて本体は完成せず未アップですが、それでも調べものしとくのは大事っすね。気になったときにいちいち最初からやり直さなくて済む) 『ニューロマンサー』のバラードに通じる「きれい」さについて(hontoカスタマーレビュー) 『クローム襲撃』の各作一言(アノマ・ソラリスでのインタビュー) 「ガーンズバック連続体」は、サイバーパンクより前の科学技術万歳的…
Bjork(ビョーク)はアイスランド出身のシンガーソングライターであり、世界的に評価される芸術家です。彼女のキャリアは1980年代から始まり、音楽の枠を超えた革新と表現により、ポップカルチャーとアートシーンに多大な影響を与え続けています。ポストパンクバンド「The Sugarcubes」での活動を経てソロアーティストとしての道を歩み始めたビョークは、多様な音楽ジャンルを融合させたユニークなサウンドと革新的なビジュアル表現で、音楽界に革命をもたらしました。 彼女の音楽はエレクトロニカ、ポップ、民族音楽、クラシックなど、ジャンルを超えた要素を大胆に取り入れ、聴覚的にも視覚的にも全く新しい体験を提供…
もくじ 作品情報 あらすじ 感想 雑記 題名の意味 リメイクの話は生きているのか 監督の他の作品 作品情報 『テルマ』(原題:Thelma)
月子を亡くし、様々な事情から小説も書けなくなってしまった元売れっ子作家が、生活のためにも森の中にある重度障害者施設で働くことにするが、そこで目の当たりにする様々な出来事により価値観を揺さぶられていくが…この作品のテーマとしては大きく2つあるように思えた。一つは「生命倫理」でもう一つは「なんのために生きるのか」ということである。(ひいては2つ目のテーマも引いては生命倫理の問題へと集約されていくのだが。)人々の心の中に潜在的に存在してしまう、自らとは異なるものに対する恐怖と拒絶、そこから生じてくる優生思想の萌芽を否定できない。頭ではしてはいけない、ダメなものである、としていても理解はできてしまう部…
『侍タイムスリッパー』 [2024年日本] 幕末の京都。会津藩士の高坂新左衛門は家老から長州藩士を討つよう密命を受けるが、標的の男と刃を交えた瞬間、落雷によって気を失ってしまう。目を覚ますと、そこは現代の時代劇撮影所だった。新左衛門は行く先々で騒動を起こしながら、江戸幕府が140年前に滅んだことを知り、がく然とする。一度は死を覚悟する新左衛門だったが、心優しい人たちに助けられ、生きる気力を取り戻していく。やがて彼は磨き上げた剣の腕だけを頼りに撮影所の門を叩き、斬られ役として生きていくことを決意する。監督&脚本は安田淳一。出演は山口馬木也(高坂新左衛門)、冨家ノリマサ(風見恭一郎)、沙倉ゆうの(…
失敗したりして、やることはあるけれど、ほぼ動けなくて、休憩にした。ふと時間ができて、そうすると、時間がとれず放ったらかしにしたまま埋まり込んでいたものがふっと入ってくる、いろいろ思う。同時並行で思う。夜長い旅から帰ってくるように、スーパーの帰りの自転車の道のりで、結局のところいつものようなことを自分に思って考えごとの旅を終える。しまう。 もう1年延ばしてたとえば夜に通うところを自分で見つけて決めるのでもいいのではないか。など。ほかにも、目立たないところにいろいろ手がある。ただ、少し調べたら現実的ではなかったりもする。が、実質的に受け皿になっているところと、建前の上で・言葉の上で、受け皿とされて…
こんにちは。面白かったです。制作されたのが2000年で同年のラース・フォン・トリアーの「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(2000)と同じく既存の映画に囚われないスタイルの映画が出だした頃なのだと思います。撮り方はズームアップも手ブレもするハンディカムのドキュメンタリーですが所謂モキュメンタリーではなくあくまでそういう撮り方の普通の映画です。そして映画はどんな場面を繋げたとしてもそこに流れがあれば映画として成立するのだと思いました。だからそれが映画的な均整なショットであろうとホームムービーのような雑然としたショットであろうと実はそんなに印象は変わらないのかもしれません。あと主演のベニチオ・デル・ト…
※注意!『シック・オブ・マイセルフ』のネタバレがあります。 ※もともとこの記事の文章は、月1の映画館に行ってきたよ報告の一部として書きました。ただ、文字数が想定外に膨らんだため、一つの記事として独立させました。普段の感想記事の文章が常体なのに、今回が敬体なのはそのためです。修正しようかと思いましたが、変に文章のバランスが崩れても嫌なので、このままで投稿したいと思います。 あらすじ シグネの人生は行き詰まっていた。長年、競争関係にあった恋人のトーマスがアーティストとして脚光を浴びると、激しい嫉妬心と焦燥感に駆られたシグネは、自身が注目される「自分らしさ」を手に入れるため、ある違法薬物に手を出す。…
●全7項目●代表作 ●「IGV Presents」●「Letterboxd」 ●「Alamo Drafthouse Guest Selects」 ●「The Film That Lit My Fuse」 ●「Talking Pictures Podcast」 ●「deadline.com」 「召使」ジョセフ・ロージー より ●全7項目 ●代表作 映画監督「プロミシング・ヤング・ウーマン」、 TVドラマ脚本「キリング・イヴ Killing Eve」6話分 等 俳優、脚本家、映画監督、プロデューサー、小説家、劇作家 等で活躍する女性エメラルド・フェネルが影響を受けた・好きな映画。 ●「IGV …
・夏目真悟・ ・赤城博昭・ ・津田尚克・ ・森山洋・ ・御所園翔太・ ・望月智充・ ・ムトウユージ・ ・渋谷亮介・ ・ドン・ジョンソン・ ・アナソフィア・ロブ・ ・アーロン・ピエール・ ・アンディ・サムバーグ・ ・アレクサンダー・スカルスガルド・ ・エレン・クラス・ ・ソフィア・ブテラ・ ・デイヴ・バウティスタ・ ・ジョージ・ソムナー・ ・マルコ・サロール・ ・J・J・ペリー・ ・河合優実・ ・沢田研二・ ・GACKT・ ・髙石あかり・ ・伊澤彩織・ ・ディラン・オブライエン・ ・レイチェル・セノット・ ・ガブリエル・ラベル・ ・パーパ・エッシ…
「金持ちは皆殺しだ!」 「全部ぶち壊してぇ!」国も時代も問わない改革の初期衝動でございます。「ニューオーダー」(2020年/ミシェル・フランコ監督)冒頭のモンタージュが「メランコリア」っぽかったので(その後に続くのが結婚式という事もあって)ラース・フォン・トリアーを意識しているのかしら、なんて思いましたが、終わってみればトリアー駅は余裕で素通り。コスタ・ガヴラス駅をオーバーランして車止めに激突という感じでございました。舞台はメキシコ。都市部に限定しても1.3%、全土で見れば僅か0.8%しかいない「富裕層」がこの世の春を謳歌している国。全人口の過半(全世帯の56.6%、全人口の62.0%)を占め…