ますます二極分化の進む 令和時代の高校野球の現実 仙台育英(宮城)が、東北勢としては悲願でもあった全国制覇を果たして第104回全国高校野球は幕を閉じた。一昨年は新型コロナウイルスの影響で春夏共に中止ということになったため、令和時代になって、春夏合わせて5校目の優勝校ということになった。令和になってからの優勝校は大阪勢で履正社と大阪桐蔭の2校。あとは東海大相模(神奈川)、智辯和歌山(和歌山)、そして仙台育英ということになった。いずれも、全国的にもよく知られている、いわゆる高校野球の強豪校という呼ばれ方をする学校である。 ことに今大会は、今春のセンバツで圧倒的な強さを示して優勝を果たした大阪桐蔭の…