百人一首第69番目の歌の作者は能因法師のういんほうしです。 僧侶で歌人。中古三十六歌仙の一人です。 今回は能因法師について紹介します。 能因法師とは 生年988年、没年1050年(または1070年)。 俗名は橘永愷たちばなのながやす。 和歌に堪能で、諸国を旅し、その情景を詠った歌が残されています。 百人一首に選ばれた歌は後冷泉天皇の頃の内裏歌合で詠まれたもの。 この時は三室の山の情景を想像して作っていますが、山に吹き荒れる嵐、散るもみじ葉、錦のような落ち葉で覆われた竜田川など、色彩と動きが盛り込まれた作品になっています。 yamatoji.nara-kankou.or.jp 能因法師はまた数寄…