《選挙に関心が高まった一方、政策論争が深まらなかったのは残念だ》(2024年11月18日付神戸新聞社説) などと言うのは、皮肉なのか。今回は、知事が県議会から不信任を突きつけられて辞職した選挙である。そんな疑惑の知事が政策論争など出来るはずがない。疑惑の知事が何を言っても、信じない人は信じない。 が、どういうわけか疑惑の知事が今回の選挙で信任された。マスコミは、斎藤氏が知事に相応(ふさわ)しくないと言い立てたのだから、有権者はマスコミ情報を信じなかったということになる。が、有権者はどういう情報を得て、マスコミの情報は信じられないと判断したのだろうか。 私も今回の騒動を一通り追い駆けはしたが、途…