「出雲」という地名を印象深く記憶したのは学生時代、古文の授業の時だった。旧暦で10月を「神無月」と言う。それに対して「神在月」と呼ぶ地方がある。それが島根県の「出雲」である。「神無月」には日本全国の神々が出雲の地に集合される。だから、出雲では「神在月」と称されると。その学びが記憶に残る。それ以来、「出雲」に関心を抱いているが残念ながら未だ訪れたことはない。 いつだったか「出雲」を意識したときにたまたま入手したのがこの本である。コロナ禍のステイ・ホームで、やっと書棚に眠っていた本を目覚めさせて遅ればせながら読んでみた。 111ページのボリュームで古代出雲についての知識を広げる入門書としては読みや…