亡父は、司馬遼太郎さんの本が好きだった。ハードカバーでかなりの冊数をそろえていた。 小学生だった私も、難しい、難しいとうなりながら読んでいたのだが、それにしても驚いた。 「(作家って)どうしてこんなに昔の人たちの会話とか行動がわかるのだろう?」 と。 もちろん、今となっては笑い話であるが、子供にとって、こんな難しい文章が、硬い本になって出版されている、ということは、これは史実で、昔の人たちはこんな行動、会話をしていたのだとマジで信じてしまっていた。司馬作品には、かなりの愛欲シーンも出てきたのだが、子供心にドキドキしながら読んでいたものだ。 NHKの大河ドラマ、今はもうほとんど見なくなったのだが…