こんにちはノブです。 今日は是枝裕和監督最新作「ベイビー・ブローカー」です。 いってみましょう。 ■未来の話をしましょう ■ぺ・ドゥナに託したもの ■吉野弘の詩「命は」 ■「生まれてきてくれてありがとう」を言葉だけにしない ■未来の話をしましょう 是枝監督の最新作は、美しく温かい作品だ。 この言葉がまるで作品を讃えていないと感じるほどに、現実の方は残酷になってしまった。「美しくて温かい」になんの力があるのかという空気が世間には漂っている。しかし是枝監督は胸がつぶれる現実を見据えながらも、我々が次に進む道を提示しているように思える。慟哭している人の肩に手を置き、一緒に未来の話をしませんかと語りか…