今回は、NHK100分で名著「心の傷を癒すということ」を読む第2回を観て感じたことをつづります。 いろいろ心に響く内容でしたが、 とりわけ、震災で身内を亡くした際に体験する心の痛みについての講師の語りが印象に残りました。 震災は生死に関わる出来事なので心に傷を負いPTSDを引き起こしやすく、そして同時にそれまでの暮らしや財産、身内や親しい人、健康などを喪う体験でもあります。 そのため、受ける害は複雑になり、心と体の回復に時間がかかるのだそうです。 講師が言うには、 トラウマ体験は一つには恐怖体験なので、体験を思い出さないように、その話題に触れないように、その場所に行かないようにと、トラウマから…