さすが、三池崇史監督作品。 冒頭から、ヤクザ映画全開の怪しく危険な予感満載。”自身初のラブストーリー”、タイトルも「初恋」っていうけれど、どこがじゃ?! 余命宣告を受けたプロボクサー、レオ(窪田正孝)が、偶然助けたシャブ漬けにされた不幸の塊みたいな女、モニカ(小西桜子)と共に過ごした2日間の物語。 父親の借金の形に身売りさせられ、シャブ漬けにされたモニカが、組の薬を横取りしようと画策した加瀬(染谷将太)に利用されそうになる、という以外、二人とヤクザの関わりはない。その証拠に、後半、夜のスーパーでの抗争で、中国系マフィアの女(藤岡麻実)に、二人が“カタギ”であることが通じると、女は二人を逃がして…