百人一首 58 後拾遺和歌集 巻第十二 恋ニ 709 離れがれなるをとこのおぼつかなくなどいひたりけるによめる 大弐三位 有馬山猪名の笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする 口語訳『最新全訳古語辞典』東京書籍より 有馬山近くの猪名の笹原に風が吹くと、いやもう笹がそよとばかりそよぎますが、そうですよ、お忘れになるのはあなたのほうで、どうして私があなたを忘れるようなことがございましょうか。 意訳 作者 大弐三位 ① 題詞 わが家へのお通いが次第に絶えがちとなっている恋人が、「あなたにお逢いできず、もどかしい」と言い寄ってこられた折、詠みました歌。 あなたは、かつてのようにはもはやおいでくださら…