子供の頃のオヤツといえば、コンビニで買うような洗練されたスナック菓子ではなく、いつも身近な自然や畑からの恵みそのものだった。庭先や山に勝手に実を結ぶ、グミ・ビワ・桑の実・アケビ・イチヂクなど、そして秋の訪れを告げる栗や柿も彩を添える。 規格外の大きさで出荷出来ないからと、親切な農家のオバアさんから頂くものがワシ達に回ってくる。ひび割れた西瓜や傷のついたマクワ瓜、育成過程で破裂したそら豆など。どれも不揃いながら、考えてみれば最先端のデパ地下スイーツとは違って、逆に季節の味が凝縮されたある意味贅沢なオヤツだった。 今回はそんな懐かしい想い出と共に、出荷基準に満たない小さな子芋たちを主役に抜擢した。…