「家族で共にする食卓は、共に生きるということを感じさせる」(河合隼雄『縦糸横糸』新潮社)、「家族一緒の食事は、家庭教育の第一歩であるとともに、大切な家族のコミュニケーションの場」(中央教育審議会)などなど… 栄養面にもプラスになるという家族揃った団らんしながらの食事。 しかし、近年は家族の時間が個別化し、子どもの孤食が社会問題にさえなっています。 家族揃っての食事が定着したのは、銘々膳・箱膳に替わって、ちゃぶ台が庶民の家庭に普及する大正から昭和初期以降であり、さらに会話をともなう楽しい家族の食事が一般に実現するのは、ちゃぶ台がテーブルに移行する戦後以降です。(石毛直道、井上忠司『現代日本におけ…