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宗像大社

(地理)
むなかたたいしゃ

福岡県宗像市にある神社。

社格と祭神など

別表神社。旧官幣大社。式内社(並名神大)。

宗像大社とは、次の三つの総称である:

  • 沖津宮 玄界灘の沖ノ島にある。田心姫神(たごりひめかみ)をまつる。
  • 中津宮 玄界灘の大島にある。湍津姫神(たぎつひめかみ)をまつる。
  • 辺津宮 宗像市田島にある。市杵島姫神(いちきしまひめかみ)をまつる。

単に宗像大社と言った場合、辺津宮のみを指すことも多い。当項目でも、写真、住所、マップ共に辺津宮を参照している。

祭神らをまとめて、宗像三女神とよぶことがある。

歴史と信仰

辺津宮から中津宮を経て沖津宮まで、地図上でほぼ直線で結ぶことができ、その直線を北に伸ばすと対馬北部を経て、朝鮮慶尚南道(釜山近辺)へとたどり着く。沖ノ島には古代祭祀遺跡が残されており、古代から重要な海路であったことが伺える。これらの理由から、福岡県最古の神社の一つと考えられている。

海路の安全を願うことから転じて、現在では、交通安全の神様としての信仰が篤い。

施設と行事

沖ノ島の古代祭祀遺跡での出土物は多数の国宝・重要文化財を含み、本社の神宝として辺津宮敷地内の神宝館に展示されている。ご参拝の折は、神宝館にお立ち寄りになることを強くお勧めする。

十月一日の「みあれ祭」が著名。

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