山の幸

農の仕事とくらしは、山林原野とその資源、そのありようと地続きである。山からのさまざまな恩恵なくして農の文化、里のくらしは成り立たなかった。農とくらしにまつわる山の幸について考えてみたいと思う。 子どものころ、親や年長の子らに導かれて、さまざまな山の幸を知ることができた。ただ、私の農的なくらしが濃密だったのは中学卒業までで、隣県の高校に越境進学し下宿生活になってからはそれができなくなった。その知識と経験は中途半端になってしまったので、ここに綴る内容は、ずっと生家に住み、こうした野山の知識と経験に長けた兄に補ってもらったものだ。 私の郷里は新潟県南の津南で、長野県と接する県境の町である。信濃川の最…

今週は毎日、様々にご活躍の方々と意見交換の機会があり、色んな刺激を受けた。飲食店経営者、将来有望な学生さん、オンライン説明会・企業の方々など、貴重な時間だった。今は他人様との関わり合いが薄くなっているようだから、共通の目的を持って相談や協力し合う信頼関係も希薄なのかもしれない。立場や環境、価値観も様々な人達とのお付き合いは、面白く感じるけれど、気力が要るのかも。写真は地元産の栗。渋皮煮の準備をして、これからセッセと作業をするところ。ちょっと涼しくなったし、夜なべ仕事もいいね。ちゃんと焚いて教室でお出ししますね、お楽しみに。では皆様、お健やかに良い連休を！来週まで、ごきげんよう～。新しいホームペ…

最近だんだんと春らしくなってきましたね。 この時期になると、「たけのこ」やら「しらきの芽」、その他には「タラの芽」などを地元の”おっちゃん”が持ってきてくれます。 こちらに引っ越して来た時、始めのうちは「本当にコレ食べれるの？大丈夫？」と思っていたのですが、最近は何とか慣れてきました(笑) ただ、秋に持ってきてくれる「謎のキノコ」だけは未だに慣れません(笑) たけのこ掘り ある日、会社から帰ってくると近くの”おっちゃん”が「たけのこ食うか？」というので「あっ、すみません、頂きます！」と返事をすると、「じゃあ、車に乗れっ！」と言うのです。 「・・・・・んっ。くれるんじゃなくて今から行くのっ⁉」と…

山菜ソムリエ資格とは、山菜の種類や美味しく食べる方法、山菜の採り方など、山菜に関する幅広い知識を有する方に与えられる資格です。 近年価格の高騰が目立つ緑黄色野菜と比較して、山菜は年間を通して安く購入することができることから、今後山菜の人気が高まってくると考えられます。 特に、山菜特有のアクの取り方や保存方法、山菜ごとの最適な調理法などの専門知識を持つ方は飲食・料理関係のお仕事でも幅広く活躍の場を見つけられることでしょう。 山菜ソムリエ資格の取得には認定試験に合格する必要があります。認定試験では具体的には年間を通じて食べられる山菜、毒草について、おひたしや天ぷらなどの山菜料理、山菜採りでの服装な…

三日月が紅くてきれい〜！でした。 今日は、ちょっと珍しい物をみつけたので写真を。 意外と知られていない物だと思います。 さて、これは何でしょう？ ＊Dr.グリップは大きさの対比用です。 判った方いらっしゃいます？ これはムカゴと呼ばれる、自然薯（じねんじょ）の種（？）が発芽している物です。 普通はまだこの時期だと発芽しないんですが、雨が多かったりすると芽が出てしまうようです。 しかもこれはツルに付いたまま発芽していたのでした。 自然薯のツルにぽろぽろとこんな種芋がついているんですけれど、これを収穫してお米に入れて炊くと美味しいムカゴご飯になります。 風味が良くてまじうまですよ〜！ 田舎の道の駅…