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川端龍子

(アート)
かわばたりゅうし

日本画の巨匠。明治18年(1885)〜昭和41年(1966)


 龍子は生活のために新聞社で(読売新聞→国民新聞社)挿絵画家として生計を立てながらも、始め洋画を志したが、次第に日本画に傾倒。大正二年に渡米し、本格的に日本画に転身。院展入選三回目の32歳で御舟等と同人に推挙される。が、作風や性格等が日本美術院の会風と会わなかった為、*1、昭和3年には院展を脱退し、翌年に青龍社を創設。以後、ここを舞台に独自の画境を築く。青龍社は院展・日展と並ぶ有力団体として人気を得たが、龍子の存在が大き過ぎ、後に続く者が育たなかったためか、龍子没後は解散した。


 龍子の作風は豪快でスケールが大きく、ダイナミックで独創的、色鮮やか。大作が多い。代表作に「愛染」など。

*1:大観に溺愛されたが故の周囲の妬みというのも理由であったらしい

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