内容(amazonより引用) 樹木を愛でるは心の養い、何よりの財産。父露伴のそんな思いから著者は樹木を感じる大人へと成長した。その木の来し方、行く末に思いを馳せる著者の透徹した眼は、木々の存在の向こうに、人間の業や生死の淵源まで見通す。倒木に着床発芽するえぞ松の倒木更新、娘に買ってやらなかった鉢植えの藤、様相を一変させる縄紋杉の風格……。北は北海道、南は屋久島まで、生命の手触りを写す名随筆。 木(新潮文庫) 作者:幸田文 新潮社 Amazon 感想(ネタバレなし) 最近映画館で観て、感銘を受けた映画に本書が登場したので、読んでみた。 テーマを木に統一したエッセイで、各編でそれぞれの木にまつわる…