分裂して様々な細胞に分化することができる細胞。Stem Cell。 自分自身が増える複製能力と、他の細胞に分化する能力を備えている。 骨髄にあり赤血球や白血球をつくる造血幹細胞、肝臓にある肝幹細胞などさまざまな種類がある。 けがや病気で傷んだ臓器などの細胞に分化させることができれば、移植して修復に使えることから研究が盛んになっている。
体性幹細胞、組織幹細胞とも。 体の決まった場所に存在し、周囲の状況に合わせて細胞を生産する。分化できる細胞の範囲は限られている。発生過程や、細胞死、損傷した組織を修復する過程で必要となる。 造血幹細胞、神経幹細胞、肝臓幹細胞、生殖幹細胞など。
胚性幹細胞。Embryonic Stem Cell。 人工的に作られる幹細胞。受精卵から作られ、多能性(どんな細胞にでも分化できる能力)を持つ。
人工多能性幹細胞。Induced Pluripotent Stem Cell。 人工的に作られる幹細胞。体細胞から作ることができる。多能性を持つ。
はじめに 近年、日本は再生医療とがん治療の分野において世界の最前線を走り続けています。ノーベル賞級の細胞技術から進化を続ける免疫細胞療法まで、「細胞レベルの医療革命」が現実のものとなりつつあります。 しかし現在、医療の根本的な考え方そのものが変化しています。 👉単に「病気を排除する」のではなく、細胞レベルから人体システムを再構築する この流れの中で、中心となるのが以下の2つの技術です。 幹細胞療法免疫細胞療法 一見似ているように見えますが、実際にはまったく異なるアプローチを持つ技術です。 一、免疫細胞療法:身体の「除去システム」 免疫細胞は人体における「戦闘部隊」とも言える存在であり、主な役割…
(STAP細胞シリーズ3・最終回) STAP細胞問題は、「研究不正事件」として語られることがほとんどです。 しかし、ここまで3回にわたって振り返ってきて、私は次の問いをどうしても避けて通れないと感じています。 この出来事は、本当に一人の研究者の問題だったのか。 それとも、日本の研究文化そのものが抱える構造的な問題だったのか。 「個人の責任」に収束していく日本社会の構図 STAP細胞の研究は、一人で行われたものではありません。 複数の研究者が関わり、研究機関としても推進され、世界的な学術誌にも掲載された。 それでも最終的に責任を負ったのは、若く、立場の弱い研究者一人でした。 組織の意思決定、 研…
厚労省の緊急命令と再生医療を巡る医療法務解説—自由診療での再生医療に潜むリスクと法的留意点 皆様、こんにちは。 再生医療は、保険診療においても心筋シートや脊髄損傷の治療、自家培養角膜移植などが用いられ、さらに自由診療では美容や疼痛治療に多く用いられております。近年では、海外からのインバウンド患者においても多く利用されております。 その再生医療において、本年、死亡事例が発生し、今後、再生医療の提供基準や実施体制の監視強化が予想されています。 今回は、上記死亡事例に関して、厚生労働省が再生医療安全性確保法に基づく緊急命令を発出したニュースを題材に、再生医療に関する法的規制について学んでいきましょう…
こんにちは、Medica_Labnoteです🧬再生医療・医薬品原料の研究開発に携わる20代の研究者ママとして、今日はちょっと“未来の妄想”を、でも本気で語ってみようと思います。 「再生医療」って聞くと、なんだかすごく特別な、難しい、遠い話に感じる人も多いか もしれません。確かに、今の再生医療は、がん、難病、重度のケガなど、医療の最前線や特別な状況で活用されることがほとんどです。 でも…もし、この再生医療がもっと手軽になったら?もし、美容院に行く感覚で、自分の細胞や組織を“再生”できる時代が来たら? 今日は、そんな“ちょっと未来”を、科学の視点と妄想を交えて、わかりやすくお話しします! 【1】そ…
こんにちは、Medica_Labnoteです🧬再生医療や医薬品原料の研究開発に携わる20代の研究者ママとして、今日はちょっと面白くて、でも医学的にもとても奥深い「再生力のある生き物たち」の世界をご紹介します。 「プラナリアが再生する」という話は、皆さんも一度は聞いたことがあるかもしれません。体をバラバラに切っても、それぞれのかけらがまた“完全な個体”に戻る…そんな生き物がこの地球上に存在するのは、驚きですよね。 でも、実はプラナリアだけじゃありません。この地球には、驚異の再生力を持つ生き物がたくさんいて、今その研究が、私たち人間の「再生医療」や「医療の未来」に深く関わってきているのです。 今日…
こんにちは、Medica_Labnoteです🧬再生医療・医薬品原料の研究開発に携わる20代研究者ママとして、今日はちょっとした「雑学」から、細胞の不思議に迫ってみたいと思います。 「人間の体は7年ごとにすべての細胞が入れ替わる」──こんな話、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか? この話、実は「半分ホント、半分ウソ」。細胞レベルで見ると、私たちの体は驚くほどダイナミックに“日々生まれ変わって”いる一方で、「ほとんど一生変わらない細胞」も存在します。今日はそのメカニズムと、再生医療の視点から見た“細胞の寿命と可能性”について、わかりやすく、でもしっかり深掘りしていきます。 【1】そもそも…
(自動翻訳) 2024/09/05 イベルメクチンは乳がん治療で化学療法を凌駕する、と研究結果 メキシコでの研究により、イベルメクチンの別の用途は、単に寄生虫やコロナウイルスを駆除するだけでなく、明らかになりました。 イベルメクチンは癌に対する効果的な治療法でもあることがわかりました。1996年にさかのぼる研究では、この2つの関連性が示されており、2017年に発表された最近の研究では、イベルメクチンががん幹細胞の阻害剤であることが示されています。 腫瘍の成長は一般に、いわゆるバルク腫瘍細胞によって駆動されますが、がん腫瘍内には幹細胞表現型を示す細胞の別の亜集団があります。そのため、これらの細胞…
こんにちは、「再生医療の道しるべ」です。今回は「再生医療と爪の最新研究」という少しユニークなテーマについて深掘りしていきます。爪と聞くと日常的で身近な存在ですが、実は再生医療の世界で注目されているパーツのひとつ。爪の再生はただの美容的な意味だけでなく、傷の治癒や組織再生の研究において重要な鍵を握っています。 1. なぜ爪が再生医療の研究対象になるのか? 爪は硬いケラチンからできていて、人体の中でも珍しい「持続的に成長する組織」のひとつです。日々伸びていることから、細胞の分裂や成長が活発に行われていることがわかります。つまり、細胞の再生機能が非常に優れている場所なのです。 この特性は、再生医療の…
こんにちは、Medica_Labnoteです🧬今日は、私の研究者としての視点、そして一児の母としての想いを交差させながら、「赤ちゃんと再生医療」というテーマに迫ってみたいと思います。 このブログを読んでくださっている方の中には、出産や育児を経験された方、再生医療に関心をお持ちの方、またはバイオテクノロジーの未来を見据える医療従事者の方もいらっしゃるかもしれません。 そんな皆さんにぜひ知っていただきたいのが、「赤ちゃんの中に秘められた驚くべき治癒力」、そして「幹細胞が開く未来の医療」の可能性です。 赤ちゃんの“細胞力”は本当にすごい 私自身、9ヶ月の赤ちゃんを育てながら日々感じているのが、「回復…