思うに,外郎餅は羊羹の属で,外郎とは相模小田原の人の名である。 『和漢三才図絵』 小田原駅は小田原城とその城下付近あり,東海道の宿場からはやや離れる。小田原城をぬけて城外南側に点在する。街道沿いには城を模した建物が目につき,名物のういろう(外郎)店である。 小田原はういろう発祥の地の1つといわれることがあるが,根拠に乏しい。江戸中期の博物書『和漢三才図会』の造醸類(平凡社東洋文庫『和漢三才図絵18』)に「外郎(ういろう)」が掲載されており, 思うに,外郎餅は羊羹の属で,外郎とは相模小田原の人の名である。透頂香丸(とうちんこうがん)を製造して売り,名をあげたので,ついにこの人の名は薬の名となった…