「こんなスポーツほかにないだろ。」というキャッチフレーズでCMを流している競輪。JRAと競艇が、旬の俳優を使ってCMをバンバン流しているのと比較して、少し寂しい絵柄なのは、やはり売り上げで後塵を拝していることが原因だろう。しかし、雀聖と言われた阿佐田哲也をして「ギャンブルの王様」と言わしめ、売り上げも1970年代はJRAよりも多い、まさに公営ギャンブルの王だった。しかし、その後、急速に人気が無くなり、今やJRAはもちろん競艇にまで追い抜かれ、その売り上げはJRAの3分の1、競艇の半分までに減ってしまった。1948年に誕生した競輪は、中央競馬の前身である国営競馬の控除率が34.5%だったのに対し…