実はこれ、読んでもいない旦那さんが強くおススメしてきたので読み始めたのですが、まんまと掴まれて悔しい思い出が紐づけられてしまった作品です。 これは歴史小説に分類されるのでしょうか、講談社さんの特設サイトでは「傑作時代アクション」と銘打ってありますが、まさに。物語のスピード感を損ねないようにそれぞれの過去も描かれ、この個性的なキャラクター達がどのような経緯で「蠱毒」に参加するに至ったのか、紐解かれていきます。時折、思わず歯を食いしばったり、とにかく引き込まれる。そんな自分の反応に気づくと悔しかったりもするのですが、3巻目になっても変わらないのだから、凄い。 涙ぐんだ事も書こうと、「目頭が熱くなる…