私の昔話は、「時代の記憶」として、このアジア雑語林1826話以降、ある程度まとめて書いた。雑多なテーマでコラムを書いたが、私の世代が最初あるいは最後という視点で眺めると、学校の校舎のことが浮かんだ。木造校舎を体験したほぼ最後の世代になるのではないかという説だ。ただし、正確な話ではない。校舎は地域差が多いから、ある時期に一気に変わるということはないのだが、それでも一応の「時期」というものがあるような気がする。 想像で書くと、私の世代より上は木造校舎を体験していて、私の世代よりも下の世代は、団地の登場などにより、鉄筋校舎が増えていると思うが、もちろん地域差が大きい。何の参考にもならないが、個人的な…