人生にはいくつもの岐路がある。学生時代には進学か就職か、社会人になれば転職か現状維持か、あるいは独立か安定志向か。人によっては、結婚、移住、起業といった、より大きな選択に直面することもあるだろう。そして、そのたびに「どちらが正解か」「どちらが損か得か」「失敗したらどうしよう」と、正解探しに頭を悩ませる。 けれども、人生にはそもそも「正解」が存在しないということを、どこかで気づいているはずだ。Aを選んでもBを選んでも、それぞれに喜びもあれば苦労もある。他人がどれだけ羨む道を歩んでいても、当人にとっては葛藤や孤独に満ちていることもある。つまり、結果をもって正否を判断することなどできない。だからこそ…