79年前、長崎で米国が投下した水爆の被害に遭いながらも、国の引いた援護区域外に居たため、被爆者とは認定されない・「被爆体験者」44人(うち4人死亡)が原告となり、長崎県と長崎市に被爆者健康手帳の交付を求めた訴訟の判決が、9月9日長崎地裁でありました。 ★「被爆体験者」とは? 1945年8月9日、米国が長崎市に投下した原爆の被害に遭ったにもかかわらず、日本政府が線引きした「被爆地域」の外で被害に遭ったため、被爆者と認定されなかった人たちのことを言います。そもそも原爆の被害者である人たちに対して、「体験者」などと国が名付けたのは、何とも恥知らずなことです。 また、「被爆地域」の線引きは、放射性物質…