ホンマタカシの「たのしい写真」という本を読んでいる。 「よい子のための写真教室」というサブタイトルに釣られて読み始めたが、内容は写真を専攻する学生向けのテキストといってもいいくらい専門的である。 始めに「写真」という言葉について。 写真とは、photographの訳語だが、当初は「光画」と言っていた。 photoが光、graphが画だから、訳語としては光画の方がふさわしい。 photographは「真を写す」だけじゃない。 これがこの本のキーワードになっている。 それがいつから写真というようになったか? それには戦争の影響がある。 戦場で一体何が起こっているのか? 真実を伝えるもの。それが写真…