芸能人の記者会見そのものが激減した近年と違い、ワイドショー全盛の80~90年代には、記者会見で飛び出した「芸能史に残る名言」がいくつもあった。 その代表的なものが、コピーライターで現夫・糸井重里氏との不貞が発覚した樋口可南子が、昭和57年(1982)の記者会見で放った、次のセリフだ。 「私、奥さんのいる男性を好きになったんじゃないんです。好きになった男性に、たまたま家庭があっただけ」 当時、糸井氏は32歳で、樋口は22歳。 糸井氏には2歳下の妻と、同56年(1981)に生まれたばかりの長女がいた。 不貞発覚に糸井氏は、 「誰かを好きになることは、誰にでもあること。(女房は)わかってくれています…