第35代(642 - 645)
舒明天皇の皇后となり、中大兄皇子(天智天皇)、大海人皇子(天武天皇)を産んだ。
天皇没後、蘇我蝦夷の支持を受け即位した。このとき皇位継承権のある皇子としては、中大兄皇子、古人大兄皇子(舒明天皇と皇妃法堤郎媛の子)、山背大兄王がいた。
在位中は蘇我蝦夷、その子入鹿が国政を執った。
643年入鹿は山背大兄王を攻め、王は自殺した。
645年中大兄皇子が、中臣鎌足らと謀って蘇我氏を滅ぼした(大化の改新)ため、弟の孝徳天皇(軽皇子)に譲位したが、孝徳天皇が没すると重祚して斉明天皇となった。
この譲位、重祚とも我が国初である。