旧正月の休みを利用して、甘粛省の天水市に行ってきた。天水市は西安から西へ新幹線で1時間半、秦の始皇帝の出身地で、古くは秦州と呼ばれていたそうだ。今回の旅の目的地、麦積山石窟(麦积山石窟)は市の南東の山間にある。高さ142mの麦積山は、その姿が麦わらを積み上げた様子に似ているためこう呼ばれるそうだ。百度百科によると221の石窟、1万632の塑像、1,300㎡以上の壁画が残っているらしい。掘られ始めたのは4-5世紀頃、1600年以上の昔だ。 この日の天水市の最低気温は-7度。ダウンとカイロ、手袋に耳あての防寒装備だが、やはり寒い。マスクの中で吐息が結露してベチョベチョになるのには閉口した。麓の駐車…