今回は谷崎潤一郎さんの『神童』を紹介します。 谷崎潤一郎さんは『痴人の愛』『刺青』をよく見かけるので、その中から選ぼうかと思いましたが、かわいい装丁に読みやすくコンパクトサイズ化されたこちらを見つけたので積読していました。 もくじ あらすじ 感想 最後に あらすじ 聖人に憧れる、周囲では神童として有名な主人公、春之助。 中学に進学したい思いが叶うが、条件に父の勤め先家族の家庭教師として奉公することになる。 奉公先の人間の影響を受けたり、思春期が訪れたり、悩まされる日々。 優れた頭脳だけでは、この世界では未熟なのだと思い知らされる春之助の自伝的小説。 感想 とても人間らしいリアルな心の移りゆきに…