素性亡せぬと聞きて躬恒がもとにおくる いそのかみ ふるくすみこし きみなくて やまのかすみは たちゐわぶらむ いそのかみ ふるく住みこし 君なくて 山の霞は 立ちゐわぶらむ 素性法師が亡くなったと聞いて、躬恒に送った歌 素性の君が昔から住んでいた石上の布留の地では、君がいなくなったあと、山の霞も立つのに戸惑って困っていることだろう。 「いそのかみ」は地名であるとともに、「ふる」に掛かる枕詞。その「ふる」は「古い」意と地名の「布留」との掛詞になっています。「いそのかみ ふる」のフレーズは 316 や 575 にもありましたね。 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち ランキング参加中gooからきました