自堕落な人間の生態なんてものは知る必要も無いし時間の無駄だ。価値ある記事に直ぐさま向かうべし! てな事で、全くもって無意味な自堕落な生活は暇人だけが見よう!_______ ヒモオは胸の大きい女の部屋に居座り、昼間から寝転んで天井の板の目の数を数えている。陽がほとんど当たらない部屋は薄暗く、陰鬱な空気が部屋に充満している。そう言えばこの部屋の主は漫画を押入れに積んでいたな、、。立つことも億劫なので寝転んだまま足を蹴ってズリズリと畳の上を移動する。足の指で押入の戸を開き、積み重なった漫画のタイトルをボーッと眺める。丸尾末広に根本敬、ガロの雑誌、それと漫画ではない書籍が数冊。フリークス、つまり奇形児…