文学的文章の指導では、主題をつかむことが大事だとよく言われます。 しかし、書き手の小説家自身、主題を答えるのは難しいこともあります。 原典不明の逸話ですが、 村上龍は、小説で描きたかったことを一言で言って、という質問に困ったそう。 (一応の出典として なーんだ、そんなことだったのか!『寝ながら学べる構造主義』内田樹 | 文春新書 P128(第4章のロラン・バルトの「作者の死」に関する解説にて) や 映像化作品か原作か? | 柏木塾 にあります。) ⇒作者さえも作品の主題を考えるのは難しい。 ところで、 石原千秋氏はしばしば 「受験で出る小説は道徳的な解釈が正解になる」 と主張しておられる。 『…