「最近雑巾がけが楽しい。雑巾がけをしていると気持ちいい。」とある方が楽しそうに語っているのを聞きました。 この話を聞いて、わたしがすぐに思い出したのは、岡村美穂子さんの本(「思い出の小箱」)の中の鈴木大拙氏の言葉です。以下、その岡村さんの話の概略を紹介します。-------------------------------------------------- 大拙: 『あなたは毎日食後に皿を洗うだろう。これからは、その皿の一枚一枚が自分のこの世でできる最後の行為だと思って、懸命に洗ってごらん』 しかし、このことは、やってみると非常に難しい ・・・・・ それから、二、三年後のこと『尼僧物語』と題…