上は今朝、下は十月二十四日付の日記「念願の植替え」に用いた写真の使い回しである。 彼岸花の第一球根群を二分割して植替えてから二週間あまり経った。時期も技法もわきまえぬ無謀行動だから、この機会に枯れて消えゆく破目に陥っても文句は云えないと、覚悟はしていた。 球根群にとってみれば途方もなく大きな外科手術を受けるわけだから、負担は少しでも軽いほうがよかろうと、葉の大半を剪定鋏で刈り払った。ただし光合成の用具が皆無となっては生きてゆく手立てもなかろうから、丸坊主にはせず虎刈りにしておいた。 幸い球根群は、生きようとする意欲を失うまでには至らなかったと見え、分封した二群とも、わずかながら葉を伸ばしてきて…