「こち亀記念館」を訪問した『いばらき春秋(250524)』は思う▼記念館は両さんが勤務先の派出所の上に建設した設定。お客さんは中年層が中心と思っていたが、若者も多く訪れていた。5フロアあり、原画ギャラリー、部屋の再現、原作者の秋本治さんの色紙が並ぶ。五輪の時にしか起きないキャラクターの部屋まであった▼商店街を回遊するデジタルスタンプラリーが開催されている。夕方から参加したので、スタンプを全部集めることはできなかった。記念館だけでなく街中に経済効果を出す仕組みだろう▼「『こち亀』社会論」(稲田豊史著)は「昭和・平成期の文化風俗を写し取った浮世絵である」「世相や流行を最速で落とし込んだ」と指摘して…