一 失われていた「本来の自己」を取り戻す 1 自我の主体性を奪う「コンプレックス」― 四十年前の記憶が蘇る2013年6月2日の個人指導 個人指導に通い始めから、活元運動がよく出たYさん(女性・四十代)の指導例です。 この人は感情を過度に抑制する傾向があり、それは、幼い時の宗教的な教えが入ったからではないか、などと初めのうち私に話したりしていました。 しかし、活元運動が活発になるとその中で笑い転げたり、後には激しく動いたりするようになりました。 当分の間この様子を観てきた私は、ある個人指導時、それは、通い始めからちょうど一年という時でしたが、「この活発さは持ち前のもので…」と、何気なく、Yさんの…