こんにちは。きのひです。 「雨柳堂夢咄(うりゅうどうゆめばなし)」(其ノ一) 波津彬子 著 を読みました。 2007年10月1日 新版第1刷発行 「眠れぬ夜の奇妙な話コミックス」 東京の骨董屋にやって来たご隠居。 「見てもらいたい皿があって持ってきたんだけど」 あいにく店主は不在でした。 「北陸の方に買い付けに行っています」 今日は留守番をしている孫しかいません。 「二日ほどしたら戻りますから」 「きっとご隠居さまのお気に召すような物も仕入れてきますよ」 ご隠居が帰ろうと店を出ると閉店の準備を始めました。 「おや、もう戸をたてるのかい?」「宵(よい)の口(くち)だよ」 「祖父がいない間は早じま…