人間世界に対して、仏教と同じ原理から発していると思えるほど、極めて近い考え方を持ちながら、高尾先生は折に触れて、仏教と算命学の違いに言及されています。仏教では人間世界と霊性世界とを分けて考え、霊性界へは人間世界からの命がけの飛び移りが必要と説いています。算命学でも最終局面ではそうした場面は予想されますが、それは飛び移り的脱皮するヘビではありません。どんなに霊性人生を歩もうとも、脱皮して殻(人間世界の現実)を捨てることはありません。AからFへの飛躍的飛び移りではなく、現実を引き連れたそのままの次元上昇です。現実人生の歩みが唯一それを可能にします。 算命学では、霊的世界という特別な世界があるわけで…