野口整体病むことは力 作者:金井 省蒼 春秋社 Amazon 前回の名作…からの流れですが、私にとってこの一冊は名作ではなく思い出の一冊、旅立ちの書です。『病むことは力』は生前野口先生に四段位を許された整体指導者 故金井省蒼先生による処女出版の本です。 病むということ、病気になれる、ということは取りも直さずそれが「力」なのだ、と筆者は本書の冒頭で力説します。野口先生でも直接こういう表現はなさらなかったけれども、これは「野口整体」です。 「病むことは力」と言った場合の力、この力は純粋に生きている力であって、そこには最初から善悪や正誤はありません。 野口先生は人間の生きる力や働きを自動車の摩擦に例…