原作は山本周五郎の「赤ひげ診療譚」 日本、黒澤明監督、185分 江戸時代後期の小石川養生所、3年間、長崎で医学を学んだ青年保本登は、医師見習いとして小石川養生所に住み込む。 しかしそこは治療費を払えない貧乏人の集まる養生所で、ひげをはやし通称「赤ひげ」といわれる無骨な所長の新出去定が取り仕切っていた。 登は全く不服で、酒を飲み、御仕着も着ず、出世を閉ざされた怒りをぶちまけて破門されることを望んでいた。 登はふとしたことから何人も男を殺した狂女の美しさに惑わされ、危うく命を落としそうになるところを赤ひげに助けられる。 自分のことは決して語らない無口な末期ガンの老人六助の最期。 長屋で死んだ車大工…