phaさんの『持たない幸福論』を読みました。 「働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない」というサブタイトルに惹かれて、図書館で借りてきたものです。 こういう隠居系節約生活者の著作を読むときには、書店で購入するのではなく図書館で借りる方が、著者の生き方に敬意を払ってるような気がするんですよね。というのは、買わないことに対する都合のいい言い訳でしょうか(笑) 社会と自分の関係 『持たない幸福論』から 私が本書の中で面白いと思ったのは、「第一章 働きたくない」の中の「社会と自分の関係」。以下にその内容をかいつまんで説明します。 人間は自分一人だけでは自分の行為に意味を与えるのが難しくて、ある…