百貨店、ホテル、劇場、そして駅。巨大なビルが林立する池袋の街で、夏は涼しく、冬は暖かく、私たちが快適に過ごせるのはなぜか。その答えは、私たちの目には見えない、街の地下に張り巡らされた「パイプライン」にあります。そのパイプラインを通り、冷水や蒸気といった「熱エネルギー」を街全体に供給している、まさに都市の“心臓部”。それが、西池袋熱供給株式会社です。40年近くにわたり、西池袋の街づくりをエネルギーの側面から支え続けてきた、この社会インフラ企業の第42期決算が公開されました。自己資本比率91.9%という、驚異的な財務基盤の秘密と、環境貢献を掲げるその事業の神髄に迫ります。 20250331_42_…