epigenetics DNAの塩基配列に因らない遺伝情報の発現制御機構のこと。 塩基配列に基づく伝統的な遺伝学(ジェネティクス genetics)に対する言葉。 DNAやヒストンにメチル化・アセチル化などの化学修飾が施されることによって、遺伝子の発現制御がなされていることが明らかになっている。これら修飾が、細胞分裂を通して娘細胞にも引き継がれ、発現制御の情報も継承されることも可能である。
ペットのワンちゃんをつれて散歩している人多いですね。 2022年の調べでは、犬705万3千頭、ネコ883万7千頭が飼われているそうです。 ところで、つれているワンちゃんを見ると、なんとなく飼い主に似てるのが多いと思いません? 血を分けた親子なら似て当然ですが、なんで似るのでしょうか。 似た者夫婦とよくいわれますよね。 これは、一緒に生活をともにしていると、考え方、行動が似てくるということなんでしょうね。 もしかしたら、性格が顔に出るので、顔まで似てくるのかもしれません。 もう一つ考えられることは、マザコン、ファザコン説。 お互い、配偶者を選ぶ時、知らず知らず、自分の親ににた人を選んでしまうのか…
エネルギー心理学・・というワード、最近初めて知りましたが、これまで私が学んできたことと照らし合わせて見た時に、その概念に、とても納得しました。 「思考」のすごい力 心はいかにして細胞をコントロールするか 作者:ブルース・リプトン PHP研究所 Amazon ブレインワークスの講座の中でも紹介されていた本ですが、非常に面白かったです! タイトルだけみると・・・なんというか、手垢のついた自己啓発本だとか、胡散臭いスピリチュアルの”引き寄せ本"っぽい印象ですが(そこがもったいない!)、全然違いました。科学とスピリチュアルが、矛盾なく融合するとこうなるのか!という内容でした。むしろ、読めたのが今で良か…
カテゴリー:感染症とCOVID-19 (2022年) はじめに 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は2019年末に出現し、COVID-19の世界的大流行(パンデミック)を引き起こしました。その感染拡大の一因としては、ウイルスの宿主細胞の応答を効果的に抑制する能力にあるとされています。 最近(10月5日付で)、米国ペンシルバニア大学の研究グループは、SARS-CoV-2のタンパク質が宿主のヒストンタンパク質を模倣することで、エピジェネティック制御を阻害することを、ネイチャー誌に報告しました [1]。非常に興味深く、かつ重要な報告と思われるので、このブログ記事で、その研究概要を紹介したいと…
こんにちは、あおさん(@aosan)です。 今日は最近読んだアメリカの細胞生物学者ブルースリプトン博士の『思考のすごい力』について感想をつらつらと書いていきたいと思います。 細胞生物学者という絶対唯物論的な立場のかたの視点で書かれた「思考」や「精神」の世界は、わかってたけど、気づいていない、気づいていないふりをしていた、またそうだったのかという衝撃的なことが書かれていて、説得力があります。 たくさんのエピソードがありますが、印象に残ったところを3回に分けて紹介します。 エピソード1「プラシーボ効果とノーシーボ効果」 プラシーボ効果とは… プラシーボ効果のエピソード プラシーボ効果の治癒効果 ノ…
今日は我が牡羊座水星を喜ばせるためのノウレッジの旅へと。 行き先はクローンとエピゲノムと細胞核分裂とエピジェネティクス。 三毛猫の毛色パターンはエピゲノムで決まるから、クローンを作っても同じにはならないんですってよ? 嗚呼、バイオロジーロマン。 生まれ持った星の全てが発動されるのではなく、後天的な環境で偏りや癖が出るのはこれと良く似ているなあと思うなどなど。 アストロロジーエピジェネティクス。 うん。 あるかもしれません。 昨夜の月は美しかった 🌙 未來のメルマガ 🌕 🌖 🌗 🌘 🌚 🌒 🌓 🌔 🌕
最近集中して生物学/生理医学関係の本を読んでいる。感想はもう少し読書を続けて理解がまとまってきたころに書くことにして、ここでは読んだ本を記録しておく。 1. 福岡伸一関係 「生物と無生物の間」(講談社現代新書、2007) 「動的平衡 1,2,3」 「最後の講義」 著者は「トポロジー」とか「動的的平衡」とかの概念を好んで使用している。著者の数理科学の素養が感じられる。実際、最近は「動的平衡」の数理モデルを独自に構成して研究しているようだ。動的平衡(Dynamical equilibrium)は非平衡統計物理学でよく研究されている課題である。 「エピジェネティクス」の概念も使われているが、そこでの…
がん(悪性腫瘍)について調べています。 親類縁者がんで亡くなる方が多かったため、深入りしたくないテーマですが、目を背けることのできない病なので調べています。 1.がんとは一言でいえば、命令を無視して増え続けた細胞群。Wikipediaでは、悪性腫瘍 - Wikipedia悪性腫瘍とは、生体内の自律的な制御を受けずに勝手に増殖を行うようになった細胞集団。つまり腫瘍の中でも、特に周囲の組織に浸潤し、または転移を起こす腫瘍のことである。がん(ガンまたは癌)とも呼ばれる。 と書いてあります。 以下、下の分かり易い記事を参照してまとめました。 細胞ががん化する仕組み:[国立がん研究センター がん情報サー…
人類が、現代に至るまでどのように自由を獲得してきたかについて、これまで、宇宙、森、動植物などありとあらゆる自然からの自由、生物進化の過程からの自由、未知で恐怖に満ちた世界の中で神を創造する事によって獲得した自由、国家を形成して確保してきた自由、経済により確保してきた自由について、そして最後に、現代につながる個人としての自由について、考えてきました。 自由の考え方について、最初に、ありとあらゆる自然の法則、万物の法則の中では、無機物、有機物、すべての生き物には自由はない、法則の世界である、という視点から考えて、その自然の法則の中から、不自然性を獲得していく事で自由を作り、育くんできたと考えてきま…
遺伝子検査で病気のなりやすさがわかったり、 mRNAワクチンが接種されるようになったり、 遺伝子が ずいぶん身近になりました。 同じ遺伝子を持っていても、 環境で働きが変わるという、 エピジェネティクスについて知りたくて 読んでみたのがこちら。 遺伝子のスイッチ 生田 哲/著 遺伝子のスイッチ: 何気ないその行動があなたの遺伝子の働きを変える 作者:生田 哲 東洋経済新報社 Amazon 遺伝子を使うか使わないかを 切り換えるスイッチがあり、 それを研究する学問がエピジェネティクス。 遺伝子自体を変異させるのではなく、 DNAや、DNAが巻き付いている ヒストンというタンパク質に タグが付いた…
エピジェネティクス-新しい生命像をえがく (岩波新書) 作者:仲野 徹 岩波書店 Amazon エピジェネティクスの「エピ」というのはギリシャ語の接頭辞で、「後で」とか「上の」という意味だそうです。「ジェネティクス」というのが遺伝子とか遺伝のことなので、遺伝子の後で働く現象、という意味合いということです。 例えば、遺伝子を本に例えると、エピジェネティクスは、この部分を読んでください、この部分は飛ばしてください、というようにしている付箋のようなものだったり、ある文字・文章の上にマスキングテープでテープを貼って伏字にしている、というようなものだそうです。 小さいころに愛情深く育てられたマウスは、ス…
佐々木裕之氏のエピジェネティクス入門を読んだ。NHK BSでヒューマニエンスという番組を3月まで放送していた。この番組は生命科学に関する内容を扱っていたのだが、その中で2024年3月に猫に関する話題もあった。番組を見てちょっと驚いたのは、三毛猫のクローンを作ったのだが、毛の模様がドナーとクローンでは異なっていて、クローンは三毛猫ではなかったというのだ。その時番組では、どの色の毛が生えるかはランダムに決まるので、ドナーとは同じにならないというように説明していた。 三毛猫の仕組み 三毛猫は白い毛を作る遺伝子、その部分以外を茶(オレンジ)色の毛にする遺伝子か黒にする遺伝子を持っている。茶にするか黒に…
日本ジェネティクスの情報サイト,UP!Onlineにて連載されている塩田邦郎先生のコラムを読んで,はっとさせられることがあったので感想メモ. ※UP! Online 第六十回 キリマンジャロの老豹 "本を買い求めて帰宅して読み始め、あれ? どこかで読んだことがあると思いながら、本棚を見ると同じ本が見つかることがある。コーヒーカップを手に、モノトーンの北向きの部屋で、重ねて購入した本に向かいながら、これが歳をとるということ? とまるで一人芝居をしているような錯覚に陥る。歳をとり始めて初めて戸惑う場面だ。 歳をとってからも(がんなど特殊な細胞を除いて)ゲノムDNAは若い頃と同じはずだ。受精卵の段階…
最近のブログを見ていて、さて、これは良くない傾向かも。 研究者としてちょっと底辺歩いているなぁというのがあるわけだけど、そういう時にこそおごりたかぶりやすいかもしれぬ。 安っぽいけど、どっかでプライドの穴埋めをしようとするのかな。 学生の論文直していて、さも自分の貢献が大きいような気分になり始めてたけど、計画とデータなくして論文が書けるわけもなし。 とにかく学生が書きたい方向性を見失わないように、話をちゃんと聞こう。 おちついて周りを見て、自分がちゃんと一歩でも進める手をいくつか打たねばならん。 3流だろうが4流だろうがこの道で行くと決めてるんだから。 7月に一般向けの講演をすることになり、高…
グローバル分子生物学酵素およびキットと試薬市場レポートは、市場の概要、最近の動向、需要および世界、地域や国固有の市場規模、市場シェア、市場成長分析、とその市場成長分析、各セグメント市場成長を含む重要なデータに関する詳細情報を提供しており、 さらに、 分子生物学酵素およびキットと試薬市場レポートは、シェア、収益、歴史データ、地域の市場シェアなど直観的なデータを提供も提供しており、そして、SWOT 分析と組み合わせて市場開発優劣勢、機会、脅威を提供することで世界分子生物学酵素およびキットと試薬市場をよりよく理解することができ、同時に、当分子生物学酵素およびキットと試薬市場レポートはロシア・ウクライ…
競馬サイエンス 生物学・遺伝学に基づくサラブレッドの血統入門 (星海社新書)作者:堀田 茂星海社Amazon キャロットクラブの会報誌にも記事を掲載している獣医師による血統論本です。タイトルの印象よりずっとエッセイ的でリラックスして読めます。 現状の競馬産業の血統理論は一般に博物学的過ぎ、科学的とは言い難いもの。メンデルの法則時代ですらない。その様態を主軸に解説しています。例えば最近導入された種牡馬ブリックスアンドモルタルはストームバード3x3の配合のため、次世代は自動的にストームバード4x4に。それが新たな問題にはならない理由も理解できます。 現在実行されている配合理論に関しての見解は株価美…
今日気づいたけれど,寝室に差し込む日差しが強烈で,遮光カーテンの隙間から漏れてくる光で部屋がめちゃくちゃ明るいので,理由もないのに7時に目が覚めていた.日曜日だったので二度寝して9時過ぎに起きて瞑想をしたわけだけれど,しかし大きなあくびはでているわけで寝不足なのかよくわからない.元々ロングスリーパーではないので,あくびをずっとしている状態だと調子が悪いわけではないのだけれど,気分としては眠くないのに体が眠いと言っているのは少し気持ち悪い状態ではある. 今日は高速バスで実家に帰って,恋人と一緒に夕食を共にする予定.昨日Lineで母親と連絡を取って,夕食は気楽な場所がいいのでいつも行っているとんか…
核戦争とその後の餓死 : メモ・独り言のblog 米国とロシアの間で大規模な核戦争が起こった場合、ほとんどの人はこうして死ぬでしょう 今ほど核戦争に近づいたことはありません。ウクライナ紛争が発端となり、アメリカとロシアの間で大規模な核戦争が起これば、何十億人もの人々が亡くなる可能性があります。だからこそ私たちの多くは、双方の指導者が交渉のテーブルに着き、平和的に解決することを切に望んでいるのです。おそらく平和的解決は不可能でしょうが、人類のために、少なくとも彼らは試みるべきです。今のままでは、たった一度の過ちで、世界は想像を絶する核の大惨事に陥ってしまうからです。 残念ながら、アメリカ合衆国と…
市場概要 心臓バイオマーカーの世界市場規模は、2022年に160.5億米ドルと評価され、2023年から2030年にかけて年平均成長率(CAGR)14.6%で成長すると予測されている。心臓バイオマーカーは、急性冠症候群の高い有病率、心臓バイオマーカーの技術的進歩、ポイントオブケア(POC)心臓検査キットに対する需要の高まり、心疾患、特に心筋梗塞の検出における高い特異性などの要因によって成長を目撃している。 SARS-CoV-2患者における心臓バイオマーカーの使用強化は、心臓疾患のリスクを最小限に抑えるため、需要をさらに押し上げる。例えば、2021年の国立生物工学情報センター(NCBI)によると…
読書日記 2024年3月6-12日 ・マーガレット・アトウッド(斎藤英治訳)『侍女の物語』 ・三崎律日『奇書の世界史2 歴史を動かす“もっとヤバい書物”の物語』 ・松岡圭祐『瑕疵借り ――奇妙な戸建て――』 ・ヘンな間取り研究会『ヘンな間取り』 ・ヘンな間取り研究会『ヘンな間取り ―大家さんもびっくり編』 ・川瀬七緒『法医昆虫学捜査官 メビウスの守護者』 ・川瀬七緒『法医昆虫学捜査官 潮騒のアニマ』 ・川瀬七緒『法医昆虫学捜査官 紅のアンデッド』 ・川瀬七緒『法医昆虫学捜査官 スワロウテイルの消失点』 ・ジェームス・M・ケイン(池田真紀子訳)『郵便配達は二度ベルを鳴らす』 以下コメント・ネタバ…
児童逆境体験(Adverse Childhood Experience:ACE) →虐待およびネグレクト Toxic three: 養育者の家庭内暴力、物質使用障害、メンタルヘルスの問題 DOHaD (Development Origins of Health and Disease)仮説 ライフコースでの健康や疾患へのかかりやすさは胎児期や生後早期の環境の影響を強く受けて決定されるという仮説 妊娠初期の不安症状と妊娠中期の抑うつ症状と子の4歳および13歳時の不注意・衝動性・不安・抑うつ症状との関連が示されている。 媒介要因:母親の子宮内コルチゾール濃度と子どもの17か月の血中コルチゾール濃度…
宇宙一美しい奇跡の数式作者:ノ・ジェスきこ書房Amazon遺伝子は、変えられる。――あなたの人生を根本から変えるエピジェネティクスの真実作者:シャロン・モアレムダイヤモンド社Amazon脳を鍛えてブッダになる52の方法――Just One Thing :神経心理学によるブッダの智恵をもたらす脳トレーニング (サンガ文庫)作者:リック・ハンソンサンガAmazon川と人類の文明史作者:ローレンス・C・スミス草思社Amazon肚-人間の重心 第2版作者:カールフリート デュルクハイム麗澤大学出版会Amazon肚・もう一つの脳 新装版: 究極の身心健康法作者:池見 酉次郎潮文社Amazon生体の歪みを…
第1章 エピジェネティクス市場:方法論とスコープ 1.1 情報収集 1.2 情報またはデータ分析 1.3 市場スコープとセグメント定義 1.4 市場モデル 1.4.1.市場調査、企業シェア別 1.4.2. 地域別分析 第2章 エピジェネティクス市場:エグゼクティブサマリー 2.1.市場スナップショット 2.2. セグメント別スナップショット 2.3 競争環境スナップショット 第3章 エピジェネティクス市場:変数、トレンド、スコープ 3.1 市場系統の展望 3.1.1 親市場の展望 3.1.2.関連・付随市場の展望 市場ダイナミクス 3.2.1.市場ドライバー分析 がんの有病率の増加 老人患者の…
第1章 CRISPRとCas遺伝子市場:方法論とスコープ 1.1 情報収集 1.2 情報またはデータ分析 1.3 市場スコープとセグメント定義 1.4 市場モデル 1.4.1.市場調査、企業シェア別 1.4.2. 地域別分析 第2章.CRISPRとCas遺伝子市場:エグゼクティブサマリー 2.1.市場スナップショット 2.2. セグメント別スナップショット 2.3 競争環境スナップショット 第3章 CRISPRとCas遺伝子市場:変数、トレンド、スコープ 3.1 市場系統の展望 3.1.1 親市場の展望 関連/付随市場の展望 市場ダイナミクス 3.2.1.市場促進要因分析 新規治療薬に対するニ…