高校1年生は、数Iの旧課程では、二次方程式の複素数解を習うものの、その複素数の2点は、実数表現の(x,y)座標には書けないため、その在り処がどこで、その解の2点がどのような関数の曲線を通過しているのかがわかりませんでした。 現在の数I過程では、判別式 D=b^2-4ac <0 の場合は(実数)解なし、という表現で、二次方程式の複素数解を習うことが非常に難しくなっているようです。 ここでは、現在の数IIに移った複素数の考え方を導入し、その複素数の存在を式で計算し、DESMOS計算ソフトでその説明を3次元のグラフ上に見える化することを試みました。 図1. 二次方程式の2個の複素数解のある場所と、そ…