藤子・F・不二雄

(マンガ)

【ふじこえふふじお】

漫画家。1933年（昭和8年）12月1日〜1996年（平成8年）9月23日。富山県高岡市生まれ。本名・藤本弘。

略歴

国民学校時代に、安孫子素雄（藤子不二雄A）と出会い、意気投合。ふたりで同人誌を制作し、習作を多数したためる。
1951年（昭和26年）、安孫子との連名作品「天使の玉ちゃん」が毎日小学生新聞に掲載され、商業デビュー。以降も安孫子との合作として作品を発表していく。
1952年、高岡工芸専門学校中等部電気科卒業。製菓会社に就職したが、すぐに退職した。
1954年（昭和29年）、上京。年末にはトキワ荘に入居。
1963年（昭和38年）、安孫子らと有限会社スタジオ・ゼロを設立。アニメ製作を開始するが、経営は振るわず、翌年社内に雑誌部を設立し、運営資金に充てた。
1964年、「週刊少年サンデー」に「オバケのQ太郎」の連載が始まる。翌年テレビアニメ化され、大ブームとなる。
1969年、小学館の学年誌に「ドラえもん」の連載が開始される。
1970年、スタジオ・ゼロを解散。
1979年、「ドラえもん」がテレビ朝日で二度目のアニメ化。前年の単行本売上1500万部突破を裏付けるかのように、ドラえもん人気が爆発。
1980年（昭和55年）ドラえもん初の映画作品「のび太の恐竜」（配給：東宝）公開。以後、毎年1本のペースで製作。
1987年（昭和62年）、自身の体調不安を期に「藤子不二雄」コンビを解消。藤本と安孫子はそれぞれペンネームを藤子・F・不二雄、藤子不二雄Aと改め、かつこれまでの作品の分担について初めて公に明らかにした。
1996年9月23日逝去。