最近は新書などを読んで、西洋哲学に対する無知を一通り解消できた。それと、新書を読むとすぐ「"わかったつもり"になるよなぁ」と思ってこの本を購入した。 第1~2章を読んだ。 文章を理解するのに、「背景」を知らないとどうしようもない時がある。単語や文法はわかるのに、何を言ってるのかわからない…というのがそうである。そういうときは、前提知識の不足か、状況の補足が必要だ。前提知識を持っていないと、理解することもできない。 * これは翻訳で思い当たるところがかなりあり、思いがけない収穫が得られた。ここに「クソ訳」が生まれるメカニズムが宿るとひらめいた。 多くの場合、翻訳は「テキストのみ」に依存し、「文脈…