考古学の黎明(れいめい)~最新研究で解き明かす人類史~ (光文社新書) 作者:小茄子川 歩,関 雄二 光文社 Amazon 近年世に出たグレーバーとウェングロウの共著「万物の黎明」は、人類の歴史を、狩猟採集社会→農耕社会→産業資本主義社会、と後戻りできない一方通行の流れで捉えるみかたをくつがえす挑発的な論調でその界隈を賑わせているようだ。 本書は、「万物の黎明」に影響を受けた日本の考古学者たちの様々な応答をまとめている。 グレーバーとウェングロウの主張で最も重要だと思うところは、人間はその発端から、想像力に富み、知的で遊びを好み、あらゆる事柄について試行錯誤を繰り返して、その結果から自覚的に将…