アレクサンダー・テクニーク

「首を回す、首を傾ける、顔が右・上を向く」 などと言うけれど 本当にやっているのは 首や顔の動きではなく 頭の動きです 首（あなたが首と思っている場所）でやると たぶんちょっと窮屈でつらいはず そして頭は 横や上下の視野の外にあるものを 見るために動くのです 本当は目が何かを見たくて動くから 頭も動く 頭が動くから その下の首もついていきます さらにずっと下の尻尾の先までも！ 頭と顔と首の動き 区別できていますか？ 動きを骨で考えて 骨で踊りましょう☆ 踊るために知っておきたい身体のしくみと使い方 第1回は すべての動きやすさのカギになる 誰も教えてくれない”頭と首”の秘密！ ■踊る身体の骨＆…

東京アレクサンダーセンター(TAC) 秋の特別企画は「教える人」のためのワークショップです。 日時:１１月１０日(日)１３：００～１６：００場所:東京アレクサンダーセンター(TAC)（北千住駅より徒歩3分）講師: 稲田祥宏(TAC代表)、棚橋和子(TAC副代表)参加費：￥１０，０００ 奇しくも9/24発売の「AERA」の特集は『教員が忙しすぎる』でした。「教える」以外の業務に忙殺され、本当に大変そうです(涙) 【9月24日発売】巻頭特集：学校現場の大問題クレーム対応から書類作成までこなす学校の先生たちは本当に忙しすぎます。それは教育の質につながり、子どもたちや保護者にも大きな影響を与えます。先…

多くのダンスでは 脚はターンアウトです バレエは特にそこが基本中の基本 「”つま先がどこまで開くかは人それぞれだけど 股関節はしっかり開いて（回して）欲しい” そう言われるけど どうしたらいいかわからない」 先日のレッスンではこんな質問がありました つま先180度とか言わないのは良い先生ですね 大人ダンサーには身体の都合がいろいろあります ”ターンアウトは股関節から” これも大事なことですよね ただ 「ちゃんと開いて」と言われても 自分がどう違うのか どうしたら言われたことができるのか そこがわからないと直しようがありません まずは 頭と脊椎 軸側のコーディネーションを見ていきます 全ての使い…

腰が痛くて思いっきり踊れない 踊っているときはいいけど あとから腰が痛くなる・・ ダンサーの多くが（プロも趣味の大人ダンサーも）身体のどこかを痛めています マッサージや整体に通う人も多いですね 私も25年近く通い続けました でも、アレクサンダー・テクニークに出会って まもなく腰痛は改善し マッサージも不要になったんです このワークをあなたにも始めてほしい！ エクササイズやストレッチではありません 体幹を強くするトレーニングでもありません ここでは何かをやることではなく ”やめる”ことを練習します 腰に負担をかけてしまう”使い方の癖”に 自分で気づいてやめていくのです （気づかないとやめられませ…

ZEN PLACEでの特別クラスでもやっている スパイラル・コンディショニング終わってからの気づきを伺うと「余分な力が抜けてる・・♪」 「なんか全体が一つになって 自分の身体がここにあるっていう感じがします」クラスが始まるときと終わったとき 皆さんの雰囲気がふんわり穏やかになって うん いい感じ💗 そういえば最初の頃は 「ボディ・インテグレーション」という名前でした 身体の統合ってことですね そういうレッスンに成長してるみたいで嬉しいです ZEN PLACE Yoga 五反田スタジオでの 次回のクラスは9月21日（土）15時45分〜17時AT Danceとしてのクラスはzoomでやっています …

あなたのダンス 身体の不調に邪魔されていませんか？ 大人だからこそ始めてほしい もっと気持ちよく踊るための ”踊るカラダの使い方” 9月のワークショップは”腰痛改善”がテーマです 踊った後はいつも背中や腰がパンパン！ リハーサルが続くと疲れもたまってしまい ぎっくり腰や寝違えを起こしやすくなってしまう・・ これでは思うように身体が動かなくなって ダンスも楽しめないですよね！ 私も以前は毎週のようにマッサージや整体に通って 誰かにほどいてもらっていました でも結局戻っちゃうんですよね 練習をがんばっているから・・ではなく 痛くなるような使い方を自分でやっていたから！ そのことに気づいたのはアレク…

「肋骨が硬いんです」 先日レッスンに来てくださった方が ご自身のことをそう言ってたのです 硬いというのは 締めているってことですね 力で締めないと閉じておけないということは ”開いてしまうような何かをやっている”ってことです 姿勢について何を気をつけているかを尋ねました 「肩を開いて 肩甲骨を下げて 肋骨が前に出ないように」 ・・・なるほど！ あなたもやってみてください 肩を開いて（あるいは胸を開いて）肩甲骨を下げる これをやると肋骨はどうなりますか？ はい 下の方が前に押されて開きますよね それをやりながら「前に出ないように」 がんばって閉じようとしていたら・・・ 肋骨からお腹も含めてがっち…

３年住んだパリ国際大学都市（シテユニ）をあとにし、次に住むことになったのは、これまた名前のそっくりな、パリ国際芸術都市（シテ・デ・ザール）。 マレ地区のセーヌ川沿いという、パリの一等地にそびえる芸術家のためのレジデンス。 （2019年のノートルダムの火災もすぐ目の前で・・・） こちらも書類選考を経て入居が決まり、ひとまず1年間限定で住むことになりました。 初めての引越し。 とはいえ、シテユニの部屋は狭かったし、家具など買い揃える必要もなかったので、持ち物の量は必要最小限。 一番多かったのは楽譜と衣類、あとは少しの食器や家電程度。 大きなダンボール３箱と、スーツケース２個ですべてが収まりました。…

両腕を前に下ろしてたまご形に保った 「アン・バ」はバレエの基本的な腕のポジション なんとなくダランと肘が落ちてしまって 「ちゃんと肘を横に」「肘を張って」 なんて言われちゃうこともありますね でも 肘は”張っておく”ものなんでしょうか？ 肘を張らなくちゃ！ってがんばったら 今度は肩が前に入ってしまったり 肩周りにギュッと力が入ってしまったり・・ それを直すとまた肘が・・ うーん どうしたら💦 普通に腕を横に下ろしたところから 手を前に持ってきて形を作ると 肘はついてきません 身体の横に残っています そのままだと”肘が落ちた”状態ですね 肘を脇から離して横に張ると それっぽく見えますが 本当にや…

”自分が高いところにいるから 生徒たちは見上げるのに首の後ろが縮んでいる。 動きを覚えたら目線を下ろすように伝えているけど・・” 今 アクア系の先生が受けに来ています 先生はプールサイドで 生徒さんはプールの中 どうしても見上げることになるので 首がギュッとなりやすいそうです これ 背が低い人にも同じことが言えます 周りの人と話をするのにいつも見上げているから 肩こりや腰痛になりやすいんですよね やっている方は無意識で気づいていないし 気づいても 「相手が高いんだからしかたないでしょ」って思うかもしれません でも本当に”しかたない”んでしょうか？ もちろん そんなことはありませんよ！ その人た…

年内もレッスンはあれこれやっておりますが そろそろ来年のお話を☆ 例年この時期ですが 2月1・2日は福岡にうかがいます！ もっと力を抜いてカッコよく踊りたい どうがんばったらいいのか ヒントが欲しい 身体を痛めないでダンスを続けたい もっと可動域広げたい 少しでも上手くなりたい！ そう思うなら アレクサンダー・テクニークを始めましょう☆ すべての解決のカギは 頭と脊椎のバランスシステムにあります 練習は回数や時間ではなく やり方でもなく あなた自身がどういう状態でやるかが大事 システムが止まった流れの悪い状態でやるのと システムが機能する 全部が動ける私でやるのでは どっちが上手くいくでしょう…

先週テレビで長嶋一茂さんの股関節の手術の様子をやってました 臼蓋形成不全による股関節の変形からの痛みがひどく 人工股関節に置換するための手術です 私も同じものを抱えています 診断されたのは3年前の21年12月 そして今も踊っています そのときの写真ですけど 左右の股関節の状態が全然違うでしょ 一茂さんのもスペース無かったけど 私のはでこぼこしてますねぇ 浅い股関節をカバーするように骨の軒先も伸びています 身体ってすごいですよねぇ！ 今がどうなっているかわかりませんが 普通に毎日歩き回っているし 歩くの速いです ダンスも できない動きはあるけれど普通にやってます 痛いときもあるけど 大きな問題は…

こんにちは🌞 先日、石井ゆりこさんのオンラインワークショップに参加してきてたくさん収穫があったのでシリーズ？でレポートを書いてみます。 1回目のテーマは「呼吸、声、話す、聞く、歌う」。広いテーマのようですが、受けてみるとそれぞれ共通点があったりしてかなり面白かったです。 自己紹介のあと、ゆっくり身体を動かすところからスタートしました。 後頭部、首を触ってみて、そこが自由に動くとどうでしょうか？という問いがありました。首の動きの自由さについては日頃どうかなー？と自分でも気づくポイントですが、忘れがちなポイントでもあり、、、笑 改めて時間を取って、自分と対話してみると、動きが良くなります。おまけに…

引用：https://www.amazon.co.jp/ 朝ドラ『おむすび 第46話』では、佐久間菜摘を診察した医師・高柳が「これは、便秘や」と説明しました。 興奮する親に向かって、ビシッと言いましたが、医師・高柳役の俳優がどんな方なのか？詳しく紹介しましょう。

頭のこと ちゃんと知らなかった〜！ めっちゃ動きやすい！やってる感じしなくて 「本当にこれで大丈夫！？」 そう感じても 実際には動けてるしきれいだし💖 広島ワークショップ 1日目無事に終了 すご～く面白かった！！ そう言ってもらえて嬉しいです😊 思うことが変わるだけで 動きやすくなる！ 身体の中にスペースができた感じ 頭が動いて 脊椎がついてくるだけでいい 動かそうとするほど 違う動きになっちゃう この気づきがどれほど大事なことか！ 明日はどんな発見があるかな♪ 明日は腕と脚について学びますよ 気になった人はドタ参歓迎☆ ■踊るために知っておきたい 身体のしくみと使い方 12月1日（日）13：…

あなたのダンスでは 脚を高く上げる動きはありますか？ バトマンやデヴロッペ、アラベスクなど 前・横・後ろに脚を上げる動き あるいは 上げてぐるっと回す動きですね 先日の発表会で2つ入っていたんです 横へのデヴロッペ（曲げたところから伸ばして上げる）と 大きなロン・ドゥ・ジャンブ（回しながら上げる）の2つ 私は右足軸で左を横に上げる方は大丈夫なのですが 左軸で右を横に上げるのは苦手なのです 軸側の股関節が痛くなってしまうのね 少しでもきれいに見せたいなと思って自主練していたとき あることに気づきました 右軸のときは動いているものが 左のときはほとんど動いていないんです あれ？と思って動かそうとし…

ひざとつま先の方向は揃えておく それって本当？ 「揃えておいてね！」って言われて どんなときもひざとつま先を揃えようとがんばっている人！ ・・・お疲れさまです だって 立っているときひざとつま先の方向は揃っていません つま先は少し外を向いています それが自然です でも揃うときがあるのです いつでしょう？ いつこの注意をされるか思い出してみてください そう ひざを曲げるときです 曲げる動きを始めるすぐに揃います 揃うようになっているんです 骨で動きを見ていくと それが自然であることがよくわかります 脚はまっすぐではないからこそ このしくみが必要なのですね ひざとつま先の方向が揃うのは曲げるとき限…

あなたがダンスの先生なら レッスン中ずっと生徒さんの動きを観察していて ”ここは直した方がいいかな” ”今日は力が入ってるみたいね” いろんなことに気づいていると思います では ご自身のことについてはどうでしょう 生徒さんを見ているとき 何かアドバイスをしているとき 見本を見せているとき あなたは楽ですか それともどこかがんばっていますか？ 今日の体調や気持ちはどんなでしょうか あなたが明るく穏やかで 安定した状態でいるなら 生徒さんも前向きに楽しくレッスンができるでしょう ストレスを抱えてイライラしていたら 無意識に生徒さんにも厳しくチェックしたくなるかもしれません あなたが自分の身体を大事…

「スウェイバックの人はボディマッピングが無い」 先月からの＜踊る身体の骨＆コツレッスン＞に施術家の人が来ています 今月はテーマが脊椎ということで 姿勢の話になったのですが 背中が落ちた いわゆるスウェイバックの人は ボディマッピングがないと言うのです どういうことでしょうね？ 傾向として 腕を組んだり脚をクロスしたり いつも自分で自分に触れているとか 何かにつかまっているとか それをやっていないと落ち着かない 不安になる人が多いそうです 大の字に広がって寝るのが「怖い」と言われたことがあるそうで・・ 一番リラックスできそうなのに！ 触れていることで自分の存在を確認しているようで その”皮膚感覚…