最近、「静かな退職(Quiet Quitting)」という言葉を耳にすることが増えてきました。会社を辞めるわけではないけれど、求められた最低限の仕事だけをこなし、それ以上の負担を背負わない――。企業や上司から見ると困りものの行動に見えますが、ある研究者はこれを“脅威ではなくチャンス”として捉えるべきだと指摘しています。 今回は、静かな退職の兆候と、それをきっかけに職場がどうアップデートできるのか。そして後半では、別の視点から語られた「仕事を道楽にする」という考え方にも触れ、これからの働き方を考えてみます。 ■ 静かな退職の“3つの兆候” 静かな退職に差しかかる従業員には、次のような共通したサイ…