いつもの場所に車を停め田んぼ道に入る。半月ほど前に刈り払われていた草道も草が伸び、田植えの終わった田んぼからの溢れ水があちこちに隠れていて、老爺にはことほか歩きにくくなっている。午後からキジ撮りのフィールドへ入るにこの道が一番近道なのだ。背丈を伸ばし始めたヨシ原にキジを見付けたが一昨日以上に無愛想なヤツだった。 1ショットする間もなくヤツはすいっと草むらに身を隠した。メスもいるかも知れないと思いしばらく様子を見ていたが、キジが草むらから顔を出すことはなかった。フィールドを1廻りと思ったがむっとする暑さに負けて早々に引き上げだ。 鳥撮りをしていて、何が幸いするか判らない、こんなことにしばしば出会…